怠惰な牛の日々(仮)

気になった技術や参加したイベント、勉強会について書く(予定)

技術書を執筆しよう!初心者向け勉強会@大阪 に参加してきた

(ブログは初投稿なので暖かい目で見ていただければと思います)

 

以前から(1年ぐらい前から?)技術同人誌の読者として購入し読むことが数度ありました

何冊かの技術同人誌を読んでいる中で書いている人に興味を持ち、時折その方々の活動をSNSなどで見ていると

 ・技術者として成長しているように感じる

 ・人とのつながりができている

 ・何より書くこと自体がすごく楽しそう

に感じていました(もちろん見えないところで大変なこともあるとは思いますが)

「自分にもそんなことができればなぁ」との思いは少なからずありましたが、正直書き手になるには大きなハードルがあるのでは?と感じていました

 

そんな中、この「技術書を執筆しよう!初心者向け勉強会@大阪」が開催されることを知り「技術同人誌を書いている人ってどんな人なんだろう」というミーハーな気分もありつつ参加してみました

※ちなみにこのイベントの主催元である技術書同人誌博覧会の記念すべき第一回開催(7/27)には参加できませんでした(行ってみたかったんですが、開催が東京となると関西人にはちょっとハードルが上がるので時間的、金銭的に容易には行けない)

 

開始最初は ariaki(@ariaki4dev)さんのお話

技術者にとってのアウトプットとは?から始まるお話

アウトプット(特に技術同人誌など)は壮大なものに感じられるがそんなことはないとのこと

今自分が持っている技術を整理し、次の目標を決めて活動するその「学びの過程と結果」を示すだけでも十分に同人誌のネタになる

また、言葉と文章の違いに触れ、文章側である技術同人誌を書くメリットにも言及

そのほか、

 ・第一回の技書博の開催データから見る技術同人誌業界?事情

 ・実際に技術同人誌作成にかかる時間の例

 ・一般的な同人誌イベントの申し込み方法

など初心者に向けたわかりやすい導入の説明だった

※資料もシンプルでわかりやすいのはさすがでした

※但し、予定時間は大幅にオーバーとなった模様

 

2人目は 山城敬(@kurakake)さんのお話

商業誌の編集という立場から見た技術同人誌の話

技術同人誌には大きく2つの種類があるとのこと

 1.知見が十分深いネタを扱う本

 2.自分が知りたいネタを調べて書いた本

山城さん曰く、書くときは自分はどちらのタイプで書くか?をはっきりさせたほうが良いとのこと(どちらも取り込もうとすると中途半端で読者にもわかりづらい同人誌になるらしい)

そのほか

 ・執筆のための環境作りと文章を書く(実際に執筆する)フェーズは分けたほうが良い

  →環境作りにこだわりだすと、環境はできたが肝心の文章ができていないなんてこともある(らしい)

 ・書き出す前に本の構成(章、項、節など)を考える

  →各構成の階層ごとにまずは書ききる(手直しは後からでもできる)

 ・読みやすい文章≒音読しやすい文章

  →声に出しにくいのは何か文章に問題がある(文章が長すぎる、区切りがないとか)

 ・弱い表現は読者が戸惑うので使うべきではない

  →特にNGワードとして挙げられていたのは「~と思います」という表現

などなど、技術同人誌に限らず文章を書く際にも使えるテクニックも多かった

 

3人目は おやかた(@oyakata2438)さんのお話

(市販の技術書と比較した際の)技術同人誌の良さについての話は確かにと思った

 また、技術同人誌市場の拡大が技術者全体にとっても利益になるという視点はさすが

 その他、おやかたさんが取り組んでいる合同誌の参加メリットについて語られていた

 ・一人が20ページの執筆でも、5人集まれば100ページの本ができる!

 ・みんなの知見を持ち寄って作れる

 ・しんどい部分(申請や手続き、金銭がらみ)は編集長やってくれるw

あと締め切りにはバッファが必要とのお話は人間の性(さが)を感じさせるものだったw

 「もしも自分が」と考えると笑えないですが・・・

 

最後は、しまや出版 さんのお話

キャッチコピーは「はじめての方"にも"やさしい」 との言葉通り、本に関する基礎知識から同人誌づくりにかかわる印刷や紙の選び方まで様々なお話を聞かせていただけた

※わかりやすい資料と毎回実際の書籍を見せながらの説明で感覚的にもわかりやすかった

わからないことに対して言ってしまいがちな「”普通”でよい」という言葉

同人誌としての”普通”が何かということが分かったのは良かった

 

※このあと会場提供のSansan株式会社の会社紹介がありましたがそこは割愛させていただきます

 →個人的には福利厚生としてのソフト、ハード、書籍、勉強会にそれぞれ決まった額のお金(上限有り)がでるのが良いなぁと思いました(エンジニアを募集しているらしいので気になる方は応募してみても良いのでは?)

 

その後の懇親会はイベントが押していたので出口前での簡素的なものになってしまいましたが、数名の方とお話しできたので良かったです。

 

同人誌を書くことが自分にとって「遠く壮大なもの」だという認識はなくなりましたが、文章を書くこと自体がまだまだ未熟なので、今後はその点を精進していければと思います。

いずれは技術同人誌が書けるようになるために!

その第一歩になればと思い初ブログ投稿とさせていただきました